
写真が苦手・嫌いな子どもの写真を撮るときのポイントとは?
子どもはすぐに大きくなります。成長の過程を、常に写真に残しておきたいものです。しかし、いつも可愛く写真が撮れるものでもありません。中には、写真に写りたがらない子もいます。今回は、写真が苦手・嫌いな子どもでも可愛い写真がとれるポイントをお教えします。ぜひ参考にしてください。
子どものなかには写真が苦手・嫌いな子もいる
写真撮るよと声をかけると、集まってきてポーズをとる子も多くいます。そんな中で、わが子だけ嫌がって入らなかったり、じっとしていなかったりすると怒りたくなります。せっかく成長の記録や、楽しい思い出を撮って残してあげたくても、お互い苦痛な時間になっては悲しいですよね。写真嫌いにはさまざまな理由があります。
■強制させられる
親の都合で遊んでいる最中に、こちらを向かせようと声をかけると、子どもは遊びを邪魔されたと感じます。自分の気持ちが無視されているとも感じる子もいるでしょう。遊んでいる時は、カメラ目線にしなくても良い写真は撮れます。
■指示が多い
写真を撮る時、きちんと立ってポーズをとって欲しくなります。笑って、動かないで、ポーズをとってと指示を出しすぎると子どもにとっては苦痛になります。笑ってと言い続けると、子どもにとってはプレッシャーとなり、ぎこちない笑顔になります。子どもに自然な作り笑顔は難しいでしょう。
■何度も撮り直す
いい写真を撮ろうと思うと、1日に何度も写真を撮りたくなります。また、ポーズをとらせたまま動かないでなどと言いながら、何度も撮り直してしまうことはありませんか。子どもは疲れてしまい、写真撮影をストレスに感じます。
■写真をとる意味がわかっていない
小さい頃は、なぜ写真を撮っているのか理解できていないこともあります。突然、カメラが近づいてきて怖いと感じることもあります。
子どもがなかなか笑ってくれないときの対処法
笑ってくれないからといって、笑ってと言い続けたり、何度も撮りなおしたりしては余計に笑ってくれません。指示を出しすぎず、短時間で終わることを心がけてください。
■記念撮影の場合
家族や親戚で記念写真を撮りたい時は、大人にはずっとカメラを見てもらい、子どもがカメラを見たり笑ったりしたタイミングでシャッターを切ります。大人は大変ですが、協力してもらいましょう。大人がみんなで話かけると、話している大人を見るために色々な方向を向いてしまうため、子どもに話かけるのはカメラマン一人にします。子どもが楽しみながらカメラを見てくれるように、好きなぬいぐるみをカメラの近くに持って、ぬいぐるみが子どもに話しかけているようにするとカメラの方を見て笑ってくれる確率が上がります。
■普段の写真を撮る場合
ポイントは一緒に遊びながら、自然な表情を撮ります。たとえば、親が帽子を上へ投げて、子どもにキャッチさせるなど遊びながら楽しんでいる姿を撮ります。このとき、親はカメラ越しに子どもを見るのではなく、子どもを見ながら一緒に楽しみます。ファインダーはなるべくのぞかずに、ときどき液晶モニターで確認します。連続でシャッターを押しておき、後で良い写真を選べば良いのです。こうすると、子どもも緊張しないため自然な笑顔が撮れます。
子どもがフォトスタジオで泣いてしまったときの対処法
無理をせず、一旦休憩させてもらいましょう。なぜ泣いているのかを考えてみてください。必ずしも写真が嫌で泣いているとも限りません。のどが渇いた、お腹がすいた、おむつを替えて欲しい、眠いなど日常と変わらない理由で泣いていることもあります。その場合はいつも通りの対処をしてあげてください。
緊張が理由であれば、抱っこしたり、いつも使っているおもちゃであやすことで安心させてあげます。それでも泣き止まなければ、フォトスタジオにおもちゃがあれば借りて遊んだり、お散歩をして気分転換をはかります。どうしても難しい場合は、無理はせず別の日に撮りなおしましょう。
フォトスタジオで子どもの可愛い写真を撮るときのコツ
撮影の時間は、食事前、お昼寝の時間は避けて、体調が万全で機嫌が良い時間を選んで予約します。撮影時は、子どもの好きな衣装を用意します。子どもが衣装を気に入らない場合、これは着たくない、着心地が悪いと逆に機嫌が悪くなることがあります。理解できる年齢であれば一緒に選びましょう。持ち込み可能なところもありますし、レンタルしてくれるところもあります。
レンタルできるスタジオでは、何点でも可能なところもあるので、まずは子どもの好きな衣装を選んで、子どものテンションをあげましょう。着心地が悪く嫌がる場合は、無理をせず私服で撮るのも良いでしょう。赤ちゃんであれば、肌を出した写真も可愛いですよ。背景も大事なポイントです。自然な背景、おしゃれな背景、衣装にあった可愛らしい背景などフォトスタジオのコンセプトによっても変わってきます。ヘア、メイクも衣装によってはしたい時もあるでしょう。フォトスタジオでしてくれるところもあるので、衣装、背景とともに調べてみてください。
キッズフォトスタジオであれば、カメラマン、アシスタントさんが、ぬいぐるみなどで遊びながら楽しくとってくれるので、可愛い写真が撮れます。緊張する場合は、親が声をかけ、遊びながら撮ります。キッズフォトスタジオのスタッフの方は、子どもが泣くことにも子どもの扱いにも慣れているので、臨機応変に休憩を入れたりしながら撮ってくれます。親もプレッシャーを感じず撮れるでしょう。親がリラックスしていることが、子どもの笑顔には一番です。
子どもは成長過程でどんどん変化していきます。そして、それぞれの時期の可愛さがあります。日常の写真とともに、フォトスタジオで撮った特別な写真を残しておくと記念になります。あっという間に成長してしまうので、撮り逃さないようにしたいですね。写真が苦手・嫌いな子どもでも工夫しだいで写真は撮れます。ポイントをおさえて、いい写真を撮ってください。二度と帰ってこない子ども時代の大切な宝物になります。